レーザー治療

レーザー治療について

鼻の中の粘膜の大きい部分にレーザー光を当て、その部分の粘膜表面を蒸発させる治療です。
粘膜の腫れをとり、花粉などの抗原が入りにくく、また反応が起こりにくい粘膜にする方法です。アレルギー反応が起こる場所を減らす方法で、アレルギーが治るわけではありません。

レーザー治療の安全性

レーザー光は鼻粘膜で吸収され、体内には入りません。
妊娠中、授乳中や、他の病気のために薬が飲めない方にはもっとも適した治療法です。
お子さんでも、ガーゼを鼻の中に入れることができるぐらいであれば、問題無く行えます。小学校高学年くらいなら大丈夫です。

レーザー治療の時期

スギ花粉の場合は、症状の出る2週間ぐらい前にしておくと、そのシーズンは症状が軽くてすみます。1月にしておくと良いでしょう。発症後でも有効ですが、シーズンの終わりかけだとあまり意味がありません。
イネ科や他の花粉症でも同様ですが、ハウスダスト、ダニ、カビ、動物の毛など一年中あるものが原因の場合はいつ行っても良いと思います。

実際のレーザー治療

レーザー治療が適した人は

内服薬や点鼻薬で効果が不十分な方、妊娠中や、薬を飲むと眠気が強いなどの理由で薬が飲めない方、鼻粘膜の腫れが強くてもとに戻りにくくなった方などがレーザー治療に適しています。
アレルギーの期間が長く、長期にお薬を飲まないといけない方も適しています。

実際のレーザー治療

麻酔は、痛み止めの薬がついた小さいガーゼを鼻の中に15分程度入れておきます。注射はありません。
その後、鼻粘膜にレーザー光を当てます。両側で10分程度で終わります。痛みはほとんどありません。
痛みに限らず具合が悪いことがあれば治療中もしゃべれますので、遠慮無くおっしゃって下さい。
通常は1回の治療で終了ですが、効果によっては、2週間後以降に追加治療を行う場合もあります。

レーザー治療後は

お風呂など日常生活に特に制限はありません。最初の2~3日は、レーザー光を当てたために逆に粘膜が腫れて、鼻づまりが強くなったり、鼻水が出たりすることがあります。鼻を強くかむと、血がにじんだり、水鼻が多くなったりすることがありますので、2~3日はティッシュで拭く程度にして下さい。
レーザー光を当てた粘膜には薄いかさぶたがつきます。2週間ぐらいでこのかさぶたが取れます。

レーザー治療の効果、費用

レーザー治療の効果の持続

鼻粘膜のアレルギー反応の強さ、レーザー光に対する粘膜の反応は個人差が非常に大きく、非常に良く効いて、薬も全然必要ないぐらい良い方もおられますし、治療を受けたのに効き目が弱いという方もおられます。残念ながら、事前に効果がいいかどうかを予測できません。
レーザーで変化した粘膜は、時間が経つと回復して元の粘膜に戻ってしまいます。再発した場合も、治療には危険性が無いので、再治療は何度でも可能です。1年に1回ぐらい治療をされる方が多いのですが、3年以上効果が持続する方もおられます。

レーザー治療の費用

保険が適応されます。

両側で8,730円(3割負担)となります。

ただし、症状によって診療代やお薬代がかかります。

クリニック概要

こざわ耳鼻咽喉科
耳鼻咽喉科・アレルギー科
愛媛県松山市高岡428-4
TEL:089-965-1133

診察時間
9:00~12:30




14:00~18:00



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